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言語情報

タイ語・インドネシア語・ベトナム語・マレー語・カンボジア語情報

※ご注意:特にご指定がない場合、当社でのタイ語翻訳にあたっては、タイ語中央方言(バンコク地方の方言をベースにした、文章やニュースのアナウンス、式典などで用いられる現代語の書き言葉)を使用します。

■タイ語情報
狭義においては中央方言を指すが、広義にはタイ国内で話されるタイ語系言語全てを指し、更に広義にはタイ王国周辺に住む人によって話されるタイ語群全てを含むことがある。

ただし、狭義のタイ語はタイの公用語であり、狭義のタイ語と互いに方言の関係にあるラオス語はラオスの公用語であるため、また、タイ人とラオス人の間には「同系」の意識はあっても「同じ民族」という意識がないため、そういう意味合いで思い切ってタイ語とラオス語は別言語と説明されてしまう場合もある。(ただし、タイ語とラオス語は充分に意志疎通が可能である)

なお狭義のタイ語である中央方言は基本的にバンコクの方言と説明されることが多いが、バンコクの庶民の言語(バンコク語)とは日本語で言う標準語と東京方言程度の違いがあり、狭義のタイ語とはバンコク地方の方言をベースにした、文章やニュースのアナウンス、式典などで用いられる現代語の書き言葉ととらえるのが妥当である。

文法上は孤立語に分類され、タイ標準語では5つの声調をもつ。広義ではラオス語も含み、タイ・ラオス国外で広義のタイ語を母語とする人々は中国、ミャンマー、ベトナムに住むタイ系諸民族であり、タイ・ラオス国内では華人や少数民族、タイ南部のマレー系民族でも、母語ではないが堪能に話せる人が多い。

サンスクリット語・パーリ語からの借用語が多く、続いて、英語、クメール語、モン語、ミャンマー語、中国語(南方方言)、マレー語、日本語からの借用語を多数有し、外来語はタイ語の語彙の総数の3分の2を占めるとも言われる。

タイ語のコンピュータ処理
タイ語はマイクロソフトがサポートしている言語のひとつである。タイ文字の記述方法が複雑であるため、タイ語では複雑なコンピュータ処理を必要とする。

タイ文字は子音と母音に分かれた表音文字であるが、母音の位置が子音に対して上下左右の四方向あり、上部に記号を複数、縦方向に書くこともある。縦方向にも母音と記号が伸びるため、正しくタイ文字を表示させるには上下に十分なスペースが必要である。

上下方向に十分なスペースをとるにはローマ字や漢字などの文字の二行から三行分が必要があるが、文章によっては必ずしも上下方向に文字が伸びるとも限らず、伸びても一部の文字だけである。最初は上下方向に少ない領域を取り、上下方向に伸びた場合、上下の領域が広がるという処理をしているアプリケーションもあるが、こういう複雑な処理をしているアプリケーションは少ない。

そのため、コンピュータの表示では上部または下部が欠けて見えない場合がある。IE、mozilla、 firefoxなどのWebブラウザの一行入力欄でも、タイ文字の下部が欠けて見えないなどの問題が起こる。キーボード入力は、直接その文字に対応するキーを打つ方式をとっているが、文字数が多くシフトキーを多用するため慣れるのには時間がかかる。日本語のIMEやATOKのようなインプットメソッドがタイ語にもあれば便利だという意見もあるが、少なくともマイクロソフトはそのような機能をサポートしておらず、現状はおそらく存在しない。

上下にも文字が伸びるため、内部表現における順序の統一やカーソル位置の処理も難しい。上下に複数の母音・声調等の記号が伸びる場合、打つ順番が違うと、表示上は同じになるにもかかわらず内部表現上でのコードの配列順序が異なることがある。

この場合、同じ単語・同じ表示であるのに内部表現が異なるため、カーソルがユーザの意図と異なる動きをしたり、検索や置換などの処理が困難になる場合がある。最近では子音、母音、その他補助記号が順序通りに並べられないと正しく表示されないようになっているプログラムもあるが、すべてのプログラムで統一されているわけではないので、完全な解決には至っていないのが現状である。
このようにタイ語はコンピューター処理では発展途上であり、多くの改善が期待されている。同様の問題を文字に似た共通点のある、ラオス語、カンボジア語も持っている。

■インドネシア語情報
インドネシア語(Bahasa Indonesia)は、インドネシア共和国の国語。この地域の交易語(リンガ・フランカ)であったマレー語の一方言を、国家の共通語としたもの。マレーシアのマレー語と非常によく似ており、互いに通じ合うばかりでなく、現在では正書法もマレーシア語(のラテン文字表記)と共通である。形態論上では日本語と同じく膠着語に分類される。オーストロネシア語族に属する。

もともとインドネシア語を母語として話す人口は非常に少なく、インドネシアの中でも西部のマレーシアに近い所だけであった。国語となっている現在でも、首都ジャカルタの地域の母語はジャワ語であったり、スンダ語など数百もの地域語が存在したりするが、最近ではインドネシア語を母語とする人口がジャカルタを中心に増えているとのことである。東ティモールでも用いられている。

時制
インドネシア語に文法上の時制はない。過去、現在、未来を言い表したいときには、「昨日」のような時間を表す語を添える。

その他
日本語によく見られる、同じ音を繰り返す語(畳語という)がよく見られるという共通点もある。

  • negara (ヌガラ) - 国 → negara-negara - 国々、諸国
  • orang - 人 → orang-orang - 人々

■ベトナム語情報
ベトナム語(Tiếng Việt)は、ベトナムのキン族によって用いられている言語で、キン語ともいい、ベトナム社会主義共和国の公用語である。ベトナムの総人口のおよそ87%の母語となっている他、共通語としてベトナムの少数民族、中国など周辺諸国のキン族、アメリカ合衆国のベトナム系移民や在日ベトナム人などにより話される。

表記は、かつては漢字とチェノムの混交であったが、現在ではフランスの植民地支配下で考案された補助記号を付けたラテン文字(ローマ字)を用いるのが一般的になっている。

歴史的に見て日本語、朝鮮語と同様中国語と漢字文化の強い影響を受けているが、系統的にはシナ・チベット語族とタイ・カダイ語族ではなく、オーストロ・アジア語族に属すると解することが一般的である。この説に従えば、話者数でクメール語(カンボジア語)を上回るオーストロ・アジア語族で最大の言語ということになる。また、周辺の多くの言語の影響を受け、声調言語になった。標準ベトナム語には6つの声調があり、南部方言では5つとなる。

歴史
通常、東南アジア大陸部の言語は、インド文化の影響を受けている。しかしベトナム語は例外的に漢字文化の影響を受けた。「ベトナム(Viet Nam)」とはすなわち「越南」のベトナム語読みであり、「越」は「粤」(現在の中国・広東省)に通じる。

ベトナムの古典は全て漢文で表記されており、ベトナム語の単語の70%以上が「漢越」と呼ばれる漢字語であるため、漢字と漢字を応用した独自の文字チュノム(字喃)の交ぜ書きも行われたが、1919年の科挙廃止をもって、きっぱり漢字やチュノムを廃止した。取って代わったものは、19世紀初頭にフランス人宣教師が考案し、民衆の間に広まったローマ字表記「クォックグー(Qu?c ng?、国語)」であった。ほとんどのベトナム人は、クォックグーを「フランス人からの贈り物」として感謝しているが、伝統的な文化の破壊であり、漢字や チェノムを復活させるべきだとの意見も保守派を中心に残存している。

■マレー語情報
マレー語は、大きく分けて二つの意味を持つ。

1. いわゆるマレー半島周辺地域で話される言語であるマレー語(bahasa Melayu、ムラユ語とも)。
2. マレーシアとシンガポールの国語としてのマレーシア語 (bahasa Malaysia) 。

(1)と(2)はほぼ同じものを指す場合が多いが、(1)が地域を基盤とした自然言語であるのに対し、(2)のように呼ぶ場合はより規範的な「国語」であることが強調される傾向にある。また(1)は広くインドネシア語やジャウィ語をも含む場合があり、またあるいはインドネシア語とマレーシア語との共通の基礎となった言語もマレー語と呼ばれる。

ここでは特に両者を区別せず、またインドネシア語やジャウィ語を含まない狭義のマレー語/マレーシア語を扱うことにする。

マレー語はオーストロネシア語族・西オーストロネシア語派に属する言語であり、マレーシア、シンガポールおよびブルネイの国語として話されている。また文法・語彙ともにインドネシア語と共通する部分が多く、言語学的には同一言語の中の方言である。両者の違いは植民地時代の宗主国の違いと、それによる借用語の来歴に多くを拠っている。一説には、両者の一致率は90%前後とされる。また、同様に言語学的にはマレー語の方言として位置づけられる言語に、タイ南部のマレー系イスラム教徒の用いるヤーウィー語がある。

■クメール語(カンボジア語)情報
クメール語は、オーストロ・アジア語族のモン・クメール語派に属する言語。カンボジア語とも呼ばれる。カンボジアでは、全人口の約9割を占めるクメール人(約1400万人)が話し、カンボジアの国語および公用語となっている。さらに、隣国タイ、ベトナム、ラオスのカンボジアとの国境に近い地域にも母語とする人々(約200万人)が住む。

クメール文化はインドの文化から大きな影響を受けているため、サンスクリットやパーリ語からの借用語が非常に多い。また、日常語においては、中国語、タイ語、ラーオ語からの借用語も多い。

タイ語やベトナム語などの東南アジアの多くの言語とは異なり、声調言語ではない点が特徴的である。ただし、最近のプノンペン地方の方言には、声調が見られる。

記述には、南インドから伝わった文字を改良したクメール文字(表音文字)を使用する。横書きで、左から右へ書き、各単語間の分かち書きをしない。

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