「わが父ショスタコーヴィチ―初めて語られる大作曲家の素顔」 ガリーナ・ショスタコーヴィチ;マクシム・ショスタコーヴィチ語り;ミハイル・アードルフ編;田中泰子監修;「カスチョールの会」訳 音楽之友社 2003.7.5
内 容 社会主義体制の中で創作活動に極度の制限を強いられたショスタコーヴィチの、「証言」を超えるさまざまな真実が今明らかに。遺族が初めて公開する貴重な写真満載。
要 旨 疎開、そして「第七交響曲」の初演;作曲;プロコーフィエフ、そして「第八交響曲」の作曲;ロストロポーヴィチ;モスクワの最初のアパート;体操;リハーサル;交通規制;ドイツ人捕虜;カレリヤ地方の別荘〔ほか〕
「ナポレオン戦争 第4巻―欧州大戦と近代の原点」 (SBC学術文庫) デイヴィッド・ジェフリ・チャンドラー著;君塚直隆;糸多郁子;竹村厚士;竹本知行共訳 盛岡 信山社;信山社販売〔発売〕;大学図書〔発売〕 2003.6.30
原書名 原書名:The Campaigns of Napoleon〈David Geoffrey Chandler〉
要 旨 第12部 ハプスブルク家の再興 最後の勝利―ドナウ遠征一八〇九年 ヴァグラムの戦い シェーンブルンでの和平(新たなる挑戦;ドナウの危機 ほか);第13部 モスクワへの道―ナポレオンのロシア遠征第一部 一八一二年六月二二日〜九月一五日(フランス=ロシア協定の決裂;戦争の計画と準備 ほか);第14部 退却―ナポレオンのロシア遠征第二部 一八一二年九月一六日〜一八一三年三月六日(不安定な立場;軍の崩壊 ほか);第15部 たそがれ 諸国民戦争―ナポレオンによるドイツの保持と連合軍壊滅の野望 ライプツィヒの戦いでの大敗北(新たなる軍の編成;リュッツェンとバウツェン ほか)
「ピアノ演奏芸術―ある教育者の手記」 ゲンリッヒ・ネイガウス著;森松皓子訳 音楽之友社 2003.6.10
原書名 原書名:Об искусстве Фортепианной игры:Записки педагога〈М.Генрих,Нейгауз〉
内 容 名教師として名高いネイガウス教授による、モスクワ音楽院在籍40余年にわたるピアノ教育の神髄を披瀝した歴史的名著の改訳・新訂版。
要 旨 第1章 音楽作品の"芸術的イメージ";第2章 いくつか、リズムについて;第3章 音について;第4章 技術についての探求;第4章への補足;第5章 先生と学生;第6章 コンサート活動について
「ゾルゲの見た日本」 みすず書房編集部編 みすず書房 2003.6.2
内 容 1930年代、日本を舞台に世界を変えた男、リヒャルト・ゾルゲ。スパイとして、ジャーナリストとして、知識人として、ゾルゲは戦前の日本、われわれが失いつつある「昭和」の時代に何を見たか。「日本の軍部」、二・二六事件を鮮やかに描いた「東京における軍隊の叛乱」、研究と調査の結果にゾルゲの思いを記した「日本の農業問題」はじめ、ドイツの新聞の特派員、ナチス党員を装いながら、ドイツの雑誌に発表した日本についての論考6編に、獄中手記の一部である「日本における私の調査」を収録。さらに付録として、ナチス・ドイツのソ連侵攻、すなわち1941年6月22日のバルバロッサ作戦についての諜報をピークに、ゾルゲがモスクワに宛てた「秘密通信」を加えた。巻末には、戦後の冷戦構造にまで影響をあたえた「ゾルゲ事件」の全体像を包んだ、小尾俊人「歴史のなかでの「ゾルゲ事件」」を付す。
要 旨 1 日本の軍部;2 東京における軍隊の叛乱(二・二六事件);3 日本の農業問題;4 日中戦争中の日本経済;5 日本の膨張;6 日本の政治指導;7 日本における私の調査;付 秘密通信(東京‐モスクワ)
「ロシア・アンダーグラウンド」 マシュー・ブレジンスキー著;紅葉誠一訳 イースト・プレス 2003.5.25
原書名 原書名:CASINO MOSCOW〈Matthew Brezinski〉
内 容 麻薬密売、武器横流し、公金横領、あらゆる犯罪が横行する。金融機関の駐車場には銃撃にそなえて装甲された最高級のベンツやBMWがあふれ、レストランで食事するギャングはマシンガンで武装することを忘れない。西側の資本家はもちろん、売春婦までもが一攫千金を狙い、ロシアの裏社会に暗躍する。その腐敗した世界のなかを駆けぬけた、「ウォールストリート・ジャーナル」特派員による迫真のレポート。
要 旨 モスクワへ;無法地帯;ルネサンス;改革の花嫁;ロシアンルーレット;110億ドルの女;キャビア・ドリーム;ポチョムキン株式会社;腐敗した東;デッド・ゾーン;アメリカ人のふるまい;ロシアの運命;下げ相場;実験の終わり
「モスクワ地下鉄の空気―新世紀ロシア展望」 鈴木常浩著 現代書館 2003.5.20
内 容 かつて地下鉄はロシア社会の前衛だった。冷戦期から現在まで語り継がれる地下鉄の物語は、いかにしてロシア社会の夢と現実を映してきたのか。時代の中で展開してきたロシア・ユートピアの轍を日本人青年が描く。
要 旨 第1章 雀が丘の花嫁花婿;第2章 愛の船は暗礁に乗り上げた;第3章 暗闇に描かれたイメージ;第4章 路線が奏でる不協和音;第5章 地上と地下のコントラスト;第6章 劇場都市にひそむ美女と野獣;第7章 テロルとカオスのスパイラル;第8章 ストックホルム・シンドローム;第9章 不思議の国の地下鉄;第10章 鉄の迷宮に眠る秘密都市;第11章 アンダーグラウンドの詩学
「ゾルゲ 引裂かれたスパイ 上」 (新潮文庫) ロバート・ワイマント著;西木正明訳 新潮社 2003.5.1
原書名 原書名:YEARS OF THE SNAKE:The Search for the Real Richard Sorge,Stalin's Greatest Spy(vol.1)〈Robert Whymant〉
内 容 女たらし、酒好き、ナチス党員、そしてソ連東京諜報網のトップ、コードネームは「ラムゼー」…。二・二六事件、日独防共協定、ノモンハン事件等の最高機密文書を入手し、精確な情勢分析をモスクワに送り続けたスパイの素顔とは?アグネス・スメドレー、尾崎秀実らゾルゲ人脈の全貌を明らかにし、独大使館を手玉に取って、危険なタイトロープを渡る男の絶望と苦悩に迫る。
「ゾルゲ 引裂かれたスパイ 下」 (新潮文庫) ロバート・ワイマント著;西木正明訳 新潮社 2003.5.1
原書名 原書名:YEARS OF THE SNAKE:The Search for the Real Richard Sorge,Stalin's Greatest Spy(vol.2)〈Robert Whymant〉
内 容 昭和十六年七月、世界情勢を揺るがす密電が、モスクワに向けて発せられた!「日本ハ独ソ戦ニ介入セズ。南進ス」―諜報網を駆使し、ついに御前会議の最高機密を掴んだゾルゲ。しかし一方、「本当の友だちがほしい」と吐露し、酒と女に溺れる日々を続けていた。胸中に渦巻く不安と癒されぬ孤独。未公開文書と愛人達の証言から、その横顔を浮彫にし、昭和史の光と影を描き出す傑作。
「アウェイゲーム―分析官アナスタシヤ・シリーズ 1」 アレクサンドラ・マリーニナ著;貝沢哉訳 光文社 2003.4.20
原書名 原書名:Игра на чужом поле〈Аександра,Маринина〉
内 容 ―満身に不調を訴えるアナスタシヤ。"丸パン"ことゴルジェーエフの計らいで、"渓谷"(保養所)で休暇を過ごすことになった。しかし保養所のあるN市では、黒幕デニソフと彼らに対抗する犯罪組織とのせめぎ合いが続いていた。そうした不穏な動きがあるなか、映画製作を目的としたいかがわしい一行が暗躍し、やがて…。―全世界的に人気を博す、モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ・シリーズいよいよ登場。
12 「地球一周 鉄道の旅」 尾賀久夫著 文芸社 2003.4.15
内 容 シベリア鉄道でウラジオストックからモスクワへ、ヨーロッパのEC、シティナイトレイン、氷河特急、TGV、ユーロスターを乗りつぎポーランド・ドイツ・スイス・フランス・イギリスをまわり、アムトラック鉄道でアメリカを横断。地球は丸い、人類はみな兄弟!ハラハラ、ドキドキ感がたまらない人情旅行記。
要 旨 1 いざ、地球一周鉄道の旅へ(地球について;世界遺産 ほか);2 旅日記 シベリア鉄道編(富山からウラジオストックへ;シベリア鉄道 ほか);3 旅日記 ヨーロッパ編(ベルラーシからポートランド、そしてドイツへ;スイス ほか);4 旅日記 アメリカ編(ニューヨーク;アメリカの鉄道アムトラック ほか)
「そうだったのか!現代史 パート2」 池上彰著 ホーム社;集英社〔発売〕 2003.3.31
内 容 なぜアメリカはイラク攻撃を強行したいのか!現代史を知れば、ニュースがわかる、世界の情勢が見えてくる。北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか!15万部のロング・セラー、「そうだったのか!現代史」に続く、池上彰、渾身の書き下ろし第2弾。
要 旨 第1章 誰がフセインを育てたか―イラクが軍事大国になるまで;第2章 アフガニスタンが戦場になった―ソ連軍侵攻と米軍の攻撃;第3章 パレスチナの大地は再び血塗られた;第4章 「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか―チェチェンの人々;第5章 北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか;第6章 南アジアは核戦争の恐怖に怯えた―インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか;第7章 核兵器の拡散―続く戦後世界;第8章 放射能の大地が残った―チェルノブイリの悲劇;第9章 「花の髪飾り」の抵抗―アウン・サン・スー・チー;第10章 二一世紀最初の国が誕生した―東ティモール独立
「熟年旅三昧―あの旅、この旅、ふたり旅」 小町文雄著 清水弘文堂書房 2003.2.25
要 旨 旅をするのに名所は不要―発見!高雄の旅;家族ヨーロッパ大周遊―ロンドン、パリ、ローマなどなど;処女パッケージ・ツアー―矛盾、混沌、香港、上海;おばあさんにならないおばさんたち―当世海外旅行事情;ピーテル讃歌―ペテルブルグなら、何回でも行く;日本三大がっかり名所―札幌時計台、忠犬ハチ公、播磨屋橋;昔の自前くふう旅行―はるかなり「ヨーロッパ一日五ドル」;旅は道づれ、ひとり旅―アインホーヴェンとヴィリニュス;国内旅行は気の向くままに―自然と歴史の山口県;健全だ、ラスベガスは―広いアメリカあちらこちら;通訳案内業免許―旅行プロ見習いの日本案内;若き日のモスクワ起点の旅―ソ連、南欧、北欧;アジア・パック旅行―バンコクの迫力;旧友再見―南ロシアの別荘生活;
「モスクワ・ミュージアム案内―ロシア文学・美術・歴史への旅」 長野俊一著 東洋書店 2003.2.20
内 容 芸術文化の豊かな伝統が現在に息づくモスクワのミュージアム。本邦初紹介の知られざるミュージアムも多数収録。
要 旨 1 赤の広場周辺;2 トヴェルスカーヤ通り周辺;3 プレチースチェンカ通り周辺;4 ルビャーンカ駅周辺;5 アルバート周辺;6地下鉄環状線に沿って;7 都心を離れて
「CSCE人権レジームの研究―「ヘルシンキ宣言」は冷戦を終わらせた」 宮脇昇著 国際書院 2003.2.10
内 容 冷戦期の欧州国際政治史の中でそのターニングポイントとなったCSCE(欧州の安全保障と協力に関する会議)の人権レジームにみられる東西間の対立と協調が織りなす国際関係の研究書である。
要 旨 第1部 本研究の理論的視座(CSCEと人権;CSCE人権レジームへの接近方法);第2部 冷戦期のCSCEの動態―人権規範はどの程度守られたか、あるいは守られる必要はあったのか(レジーム形成過程―1972年〜75年;レジーム第一期定着過程―1975年〜79年 ほか);第3部 CSCE人権レジームの「光」と「影」の変転(レジームを変えた人権NGO―モスクワ人権会議開催の条件とされたNGOのソ連入国;東側の反撃と挫折―"青年交流・スポーツ交流"の分野は、"人の移動"に対応しえたか);第4部 CSCE人権レジームの性格と変容の全体像(本研究の総括)
「初期中国共産党群像 2 トロツキスト鄭超麟回憶録」 鄭超麟著;長堀祐造;三好伸清;緒形康訳 平凡社 2003.2.10
内 容 中国共産党創立者の陳独秀、若き日の周恩来、瞿秋白、〓小平、その等身大の姿を活写する。1920‐30年代中国革命の高揚と挫折の中、中共中央で活躍した著者が描く革命家群像。
要 旨 第1部 鄭超麟回憶録(左翼反対派;九十自述;三度目の入獄);第2部 陳独秀とトロツキー派(モスクワ派から陳独秀派へ;陳独秀派からトロツキー派へ;中国トロツキー派の苦難;トロツキーの永続革命論;陳独秀とトロツキー派)
「ジャパンタイムズ社説集 2002年下半期」 ジャパンタイムズ編 ジャパンタイムズ 2003.2.5
内 容 「モスクワで武装集団が劇場占拠」「日朝首相、初会談」「竹中氏、経済財政担当相と金融相兼務」「小柴氏、田中氏がノーベル賞受賞」など2002年下半期の社説17本を和訳と注釈付きで収録。
要 旨 第1章 国際(核開発を認めた北朝鮮(10月19日);プーチン大統領にとって最悪の悪夢(10月29日) ほか);第2章 国内政治・外交(民営化の一里塚(7月19日);また一人「落ちた」政界のアイドル(8月11日) ほか);第3章 経済・財政(神の見えざる手と巧妙なまやかし(7月23日);竹中大臣に求められるもの(10月3日) ほか);第4章 社会・文化(「期待はずれの」成功(9月7日);企業倫理があぶない(9月24日) ほか)
「ゾルゲ追跡 下」 F.W.ディーキン;G.R.ストーリィ著;河合秀和訳 岩波書店 2003.1.16
原書名 原書名:THE CASE OF RICHARD SORGE〈F.W.Deakin;G.R.Storry〉
内 容 1941年8月、東京発モスクワ宛緊急暗号電。「軍部首脳は、ソ連に対し本年中は宣戦しないと決定した。」8年におよぶ日本での諜報活動。ゾルゲは、いまや任務を完全に達成しようとしていた。ところが、まさにそのとき…。ふたりの歴史家の「ゾルゲ追跡」は佳境を迎える。
要 旨 第11章 グループの確立;第12章 技術的活動;第13章 シベリアと太平洋―幕切れ寸前の勝利;第14章 終りの始まり;第15章東京拘置所;第16章 ゾルゲ事件の拡がり;第17章 マイジンガー大佐の報復;第18章 終幕;エピローグ 伝説と現実
「ゾルゲ追跡 上」 F.W.ディーキン;G.R.ストーリィ著;河合秀和訳 岩波書店 2003.1.16
原書名 原書名:THE CASE OF RICHARD SORGE〈F.William Deakin;G.Richard Storry〉
内 容 時局を見抜く目と完璧な偽装。その男の諜報活動は精緻にして大胆だった。時は大戦前夜。風雲急を告げる極東情勢。日本はソ連を攻めるのか、アメリカと戦うのか。スパイ・ゾルゲ。暗号名「ラムゼイ」。その行動と悲劇的終末を描破する傑作。
要 旨 プロローグ 大使と記者;第1章 リヒアルト・ゾルゲの生い立ち;第2章 モスクワの修業時代;第3章 中国派遣;第4章 ヌーラン事件;第5章 行先、東京;第6章 日本の風景;第7章 グループの集結;第8章 初期の東京;第9章 モスクワの幕間劇;第10章 真の使命の始まり
「プーシキン伝」 アンリ・トロワイヤ著;篠塚比名子訳 水声社 2003.1.10
内 容 19世紀前半のロシア、皇帝ニコライ1世の絶対的な権力支配のもと、高らかに"愛"と"自由"を謳いあげ、いまなお民衆から最も強く愛されている"ロシアの宝"。わずか37年という、短くも劇的なその生涯を描きつくす決定版評伝。
要 旨 モスクワ;先祖の人々;幼年時代;リツェイ。教授たち;友人たち。天職;戦争;初めての成功;恋愛および政治入門;サロンから売春宿へ;「アルザマス会」と「緑のランプ」〔ほか〕
「チャイコフスキー―その作品と生涯」 クーニン著;川岸貞一郎訳 新読書社 2002.12.25
原書名 原書名:ПЁТР ИЛЬИЧ ЧАЙКОВСКИЙ〈И.Кунин〉
要 旨 「われ、グリンカの身内なり」;家族;恐ろしい時代;セバストーポリ以後;選んだ道;ペテルブルグ音楽院;モスクワ;春に花ひらく―交響曲第一番「冬の日の夢想」;「雷雨」―オペラ「地方長官」「ウンディーネ」「オプリチニク」;「ジャコバン・サークル」と知りあう―幻想的序曲「ロミオとジュリエット」〔ほか〕
「ロシア中世都市の政治世界―都市国家ノヴゴロドの群像」 松木栄三著 彩流社 2002.12.5
内 容 伝説上のロシア建国の町を舞台に、輝かしい歴史を刻んだ共和制都市国家300年の姿を復元!貴族、大主教、公などの個人や家族の歴史を通して政治・社会構造を抽出し、同時にモンゴル、ビザンツ、モスクワ、ドイツ騎士団、ハンザ、リトアニアなど周辺世界とのつながりのなかに都市の歴史を探る。
要 旨 第1章 絵師グレチン(年代記のグレチンと白樺文書のグレチン;教会イコンの絵師グレチン ほか);第2章 公アレクサンドルとその一族(ノヴゴロド「公」;ヤロスラフの勝利 ほか);第3章 大主教ワシーリイ・カレカ(ノヴゴロドの大主教;外交の舞台で ほか);第4章 貴族オンツィフォルの一族(ミーシャ=オンツィフォル家の系譜;区が市長を送り出す ほか);第5章 「女市長」マルファ(「自由の闘士」それとも「裏切り貴族」;マルファの登場 ほか)
「ロシア建築案内」 リシャット・ムラギルディン著・写真 TOTO出版 2002.11.20
内 容 ロシア全土の歴史文化を紹介する世界初の本がここに完成。ロシア正教教会、帝政期の華麗な宮殿群、ロシア構成主義、スターリン高層建築など、ヨーロッパともアジアとも違うロシア独自の建築の魅力を奥深く紹介。
要 旨 モスクワ;サンクト・ペテルブルグ;黄金の環;ヴォルガ川流域;ウラル;シベリア;極東
「ワシリー・カンディンスキー」 ハーヨ・デュヒティング著 タッシェン・ジャパン;洋販〔発売〕 2002.10.31
要 旨 初期のカンディンスキー:「母なるモスクワ」(1866―1896);変容:ミュンヘン時代のカンディンスキー(1896―1911);抽象への飛躍的前進:「青騎士」(1911―1914);ロシアのインテルメッツオ(1914―1921);点・線・面:バウハウスのカンディンスキー(1922―1933);バイオモルフィック抽象観念:パリのカンディンスキー(1934―1944);作品解説:赤い斑点2;ワシリー・カンディンスキー(1866―1944)生涯と作品
「ロシアはどこからやって来たか―その民族意識の歴史をたどる」 新潟大学大学院現代社会文化研究科ブックレット新潟大学編集委員会編;中沢敦夫著 新潟 新潟日報事業社 2002.10.20
内 容 本書のテーマはロシア人の民族的な自己意識(アイデンティティー)の起源を求め、その変化のあとをたどることにある。平たく言えば、ロシア人が自分たちのことをどのように考えてきたかを、古い時代にさかのぼって考えてみようという試みである。
要 旨 第1章 「ルーシ」と「ロシア」;第2章 ルーシ意識の形成―一一世紀まで;第3章 ルーシ意識の拡散と弱化―一二世紀〜一三世紀;第4章 モスクワの勃興とルーシ意識の回復―一四世紀〜一五世紀;第5章 ルーシからロシア帝国へ―一六世紀〜一七世紀
「オリガ・モリソヴナの反語法」 米原万里著 集英社 2002.10.10
内 容 一九六〇年代のチェコ、プラハ。父の仕事の都合でこの地のソビエト学校へ通う弘世志摩は四年生。彼女が一番好きだったのは、オリガ・モリソヴナ先生の舞踊の授業。老女なのに引き締まった肉体、ディートリッヒのような旧時代の服装で踊りは飛び切り巧い。先生が大袈裟に誉めたら、要注意。それは罵倒の裏返し。学校中に名を轟かす「反語法」。先生は突然長期に休んだり、妖艶な踊り子の古い写真を見せたり、と志摩の中の"謎"は深まる。あれから30数年。オリガ先生は何者なのか?42歳の翻訳者となった志摩は、ソ連邦が崩壊した翌年、オリガの半生を辿るためモスクワに赴く。伝説の踊り子はスターリン時代をどう生き抜いたのか…。驚愕の事実が次々と浮かび、オリガとロシアの、想像を絶する苛酷な歴史が現れる。新大宅賞作家、米原万里、感動の長編小説。
「西本智実・31歳の新星―日本とロシアと」 伊藤雨音著;塩沢秀樹撮影 ソフトバンクパブリッシング 2002.10.1
内 容 近く遠く瞬いていたクラシック界の新星、西本智実さんの魅力をさまざまな角度で捉えました。彼女のプロフィールと今とを、ロシア取材をメインとした写真と文で紹介します。
要 旨 01 指揮者・西本智実;02 モスクワ・春。(ロシア・ボリショイ交響楽団"ミレニウム";2002年5月2日。就任記念コンサートにて;モスクワ・春。);03 留学時代とマリインスキー劇場(留学時代とマリインスキー劇場;旅立ちの前に;留学時代;師、イリヤ・ムーシン;再会、ワレリー・ゲルギエフ);04 大阪のころ(大阪―子どものころ;友人と);05 物語は始まる(クリン市、チャイコフスキーの家博物館にて―交響曲第6番「悲愴」について);06 「エウゲニ・ネオーギン」―オペラ指揮者としての西本智美
「国境を越えるユートピア―国民国家のエルゴロジー」 加藤哲郎著 平凡社 2002.9.10
内 容 リヒアルト・ゾルゲやアイノ・クーシネン、国崎定洞や須藤政尾が越えようとした「国家」とは、何であったか。国民国家の意味を、どのように考えるか。国民国家を歴史的・理論的に認識するには、どのような方法が必要か―。21世紀に生きるための問いを、根源的に考察する。
要 旨 本書は何を問題にするのか;1 封印を解かれた越境者の記録(「国民国家の時代」のユートピア;一九三七年の女たちの夢;モスクワにあこがれた男たちの夢;国籍を喪失した日本人越境者の悪夢);2 国境を越えた市民とNGO(「国家」に呪縛された「社会」主義;「国民国家」とは何であったか?;地球市民とNGO)
「ロシア史」 和田春樹編 山川出版社 2002.8.30
要 旨 「ロシア」の成り立ち;キエフ・ルーシの時代;諸公国分立の時代;モスクワ国家の時代;「動乱」とロマノフ朝の始まり;ロシア帝国の成立;ロシア帝国の発展;ロシア帝国の動揺;ロシア革命とソ連邦の成立;スターリンと社会主義体制の発展;社会主義体制の変貌・熟成・停滞;ペレストロイカの時代;ロシア連邦
「五木寛之全紀行 3 遙かなるロシア―ロシア編」 五木寛之著 東京書籍 2002.8.4
内 容 一九六五年、横浜港から船に乗り、ナホトカからシベリア鉄道でハバロフスク、空路モスクワへ。そして帰国した若者は、新しい小説の執筆にとりかかった。―筆者の作家活動の原点であり、青春時代に思いを馳せた地として心を放さない永遠の地、ロシアについての三十年にわたる文章を集成する。
要 旨 旅の手帖;「外人墓地」の人;おろしや語奇談;トーポリの流れる街;モスクワの天保銭;冬宮広場にて;現代青春のなかの頽廃;われら自身の中のスターリン―井上光晴著「黒い森林」;盲腸によせる妄想;ボブ・ディランとソ連歌謡界〔ほか〕
「ロシア黙示録」 熊谷独著 文芸春秋 2002.7.30
内 容 '60年代モスクワ。ソ連高官の裏金づくり・亡命に巻き込まれた日本人商社マンの逮捕。'91年横浜。ゴルバチョフ大統領夫人暗殺未遂事件。―そして21世紀初頭。東西冷戦下で芽吹いた"邪悪な種子"は地下茎を着々と伸ばしていた…。歴史の荒波に翻弄されつつも懸命に生き抜こうとする男に待ちうける運命―社会派ミステリの傑作。
「宮本百合子全集 第20巻 遺稿・覚え書、補遺」 宮本百合子著 新日本出版社 2002.7.30
要 旨 遺稿・覚え書(「禰宜様宮田」創作メモ;His remembrance;弟の死;アイヌに就て;シャムシャイン一揆のこと ほか);補遺(輝いた希望と真心とで;反省と慚愧を;アルキペンコの女―二科を観て;モスクワから;モスクワより ほか)
「紅のアントノフでユーラシア大陸横断―子供達の夢を乗せて日本の空で御披露目飛行」 佐藤亨著 文芸社 2002.7.15
内 容 第二次大戦後、日本人がユーラシア大陸のソ連領を有視界飛行した初めての記録。チェコ・ポーランド・リトアニア・モスクワ・そして日本と、居ながらにして空の旅を満喫できる迫真のエッセイ。
要 旨 1 プロローグ;2 タイトルに登場した人達;3 アントノフとの出会い;4 そもアントノフとは何者?;5 飛行機馬鹿のユーラシア大陸横断の旅;6 遂に日本へ帰って来た;7 エピローグ;8 事故の経緯
「ロシアを友に―演劇・文学・人」 宮沢俊一著 群像社 2002.6.17
内 容 時代の変革に先駆けたソ連末期のロシア演劇を見続け、ロシア文学の力強い底流を肌で感じた演劇人・出版人の遺稿エッセイ集。
要 旨 演劇を友に(モスクワ劇場通い;モスクワ演劇だより;冬は演劇―モスクワ観劇ガイド ほか);文学を友に(劇作家ヴァムピーロフとともに;検閲のなかの文学―戯曲の訳者として;詩人・俳優ヴィソーツキイの死 ほか);人を友に(佐木隆三さんとのおつきあい;人を信じる魂;ロシアのもてなし方 ほか)
「黒い瞳から百万本のバラまで―ロシア愛唱歌集」 山之内重美著 東洋書店 2002.6.15
内 容 本書には、今もロシア人に愛唱されている代表的なヒットソングをまとめた。
要 旨 黒い瞳;カリンカ;ウラルのぐみの木;バイカル湖のほとり;長い道;こころ;カチューシャ;ともしび;青いプラトーク;道;モスクワ校外の夕べ;すずらん;つる;青い風船;真夜中のトロリーバス;アルバートの歌;紙の兵隊;わが人生の歌;百万本のバラ;恋のバカンス
「すぐそこのロシアバイクの旅」 中井誠司著 東洋書店 2002.6.15
要 旨 1 まさかのロシアへ(ロシアの入口;走り出したロシア;モスクワへの道 ほか);2 日本への帰り道、極東ロシアへ(アフリカで想うシベリア;ユーラシアのはずれへ再び;空回りの日本語 ほか);ツーリング情報(ビザの手配;オートバイの輸送;バイクの入国手続き ほか)
「ユカリューシャ―奇跡の復活を果たしたバレリーナ」 斎藤友佳理著 世界文化社 2002.5.30
内 容 バレエ教師である母との衝突。鉄のカーテン時代、ボリショイのスターダンサーとの密かな愛。芸術の香り高いモスクワ暮らし。息子への愛情とバレエへの情熱が生む葛藤。再起不能といわれた大怪我、一縷の望みをかけたロシアでの手術。伝説の名舞台となった、復活の「ジゼル」…プリマ・バレリーナのドラマチックな物語。
要 旨 第1章 どん底;第2章 バレエとの出会い;第3章 ロシアへ;第4章 国際結婚;第5章 東京バレエ団;第6章 母としてダンサーとして;第7章 真のバレリーナ
「イヴァン雷帝」 アンリ・トロワイヤ著;工藤庸子訳 改版 中央公論新社 2002.5.25
原書名 原書名:IVAN LE TERRIBLE〈Henri Troyat〉
内 容 教会の掟に叛き、八人の妻を娶り放蕩に耽る一方、前代未聞のスケールで人民を虐殺した、好色で残忍な怪物・イヴァン雷帝―ロシアの闇を切り裂き破天荒な行為によって神たらんとした稀代の英雄の生涯を圧倒的迫力で描く長篇歴史ロマン。
要 旨 両親;少年時代;ツァーリ・イヴァン四世;改革;カザン;病い、その後;リヴォニア戦争;悲嘆、その吐け口;クルプスキー事件;オプリーチニク;府主教フィリープ;ノヴゴロドの懲罰;タタールのモスクワ焼討ち;ツァリーツァの座とポーランド国王の座;ステファン・バトーリ;シベリアの誕生;最期
「未完のマルクス―全集プロジェクトと二〇世紀」 的場昭弘著 平凡社 2002.5.16
内 容 マルクスのテキストは、彼の死とともに数奇な運命を歩み始める。「教典」にまで神格化された彼のテキストは、その保存と解釈をめぐって、多くの研究者・研究機関の栄光と悲惨を彩りながら、戦争と革命の世紀を生き延びる。学問と政治の狭間を激しく往還したマルクスのテキストを、世紀を越えて、もう一度学問として読み、思想として生かすことは可能なのだろうか。気鋭のマルクス研究者が、21世紀のマルクスの思想の可能性を問うために、マルクスのテキストが辿った道を、20世紀のマルクス研究の意味を探りながら振り返る。
要 旨 マルクスの死;エンゲルスの死と遺稿;ドイツ社会民主党とマルクスの遺稿;「マルクス伝」の著者フランツ・メーリング;「エンゲルス伝」の著者グスタフ・マイヤー;処刑された所長リャザノフ―マルクス・エンゲルス研究所;ハンス・シュタインとモスクワのドイツ人;ガブリエーレ・シュタンベルガーの思い出;社会民主党アルヒーフとアムステルダム社会史国際研究所;フランクフルト社会研究所;大原社会問題研究所―日本人と「マルクス・エンゲルス全集」;ソ連から追放されたニコラエフスキー;マルクスの出版社、ディーツ;マクシミリアン・リュベル;戦後のマルクス学の研究者たち;東ドイツのマルクス主義=レーニン主義研究所;マルクス・メモリアルとマルクス主義の覇権凍瘡;「マルクス・エンゲルス全集」と各国への普及
「多民族社会を生きる―転換期ロシアの人間形成」 関啓子著 新読書社 2002.4.27
要 旨 1 紀行文への旅立ち;2 非ロシア人のモスクワ物語;3 民族自立への強い要求―タタルスタンとバシコルトスタン;4 東シベリアと極東に見る中央と地方;5 ウズベキスタンにおける民族・宗教・教育;6 結び
「ディナモ・フットボール―国家権力とロシア・東欧のサッカー」 宇都宮徹壱著 みすず書房 2002.4.12
内 容 憎悪、そして憧憬―自由が抑圧された社会主義の時代を生きた人々にとって、"ДИНАМО"は二律背反の感情を抱かせる「栄えある称号」であった。ポスト冷戦時代を生きる、かつての名門クラブの物語。
要 旨 プロローグ 東方から飛来した謎のチーム―ロンドン1945;第1話 「いかさまマイスター」始末記―ベルリン2000;第2話 「オスト・ベルリン」の心意気―ベルリン〜ブラウンシュヴァイク2000;第3話 史上最強のディナモ―キエフ2000;第4話 オー・スポルト・ティ・ミール―モスクワ2000;第5話 スパルタク・モスクワとレーニン像―モスクワ2000;第6話 哀しきカフカスのディナモ―トビリシ2000;第7話 「ディナモ」の源流を求めて―モスクワ2001;第8話 スタジアムのなかの革命劇―ブカレスト2001;第9話 消えたバッド・ブルー・ボーイズ―ザグレブ2001;エピローグ 「おろしやの幻影」を追いかけて―ダブリン2002
「ソ連のアフガン戦争―出兵の政策決定過程」 李雄賢著 信山社;大学図書〔発売〕 2002.4.10
内 容 1979年12月のソ連によるアフガニスタン侵攻はなぜ発生したのか、ソ連はどのような判断で未知の地アフガニスタンに足を踏み入れたのかについて、豊富な資料をもとにこの問題を追及する。
要 旨 第1章 戦争の始まり、戦争研究の始まり―問題意識と資料;第2章 前史―カブールとモスクワとの距離;第3章 外交時代―1979年3月から7月まで;第4章 将軍たちの日々―1979年8月から9月まで;第5章 見えない戦争―1979年10月から11月まで;第6章 トンネルの入口―1979年12月から1980年2月まで;第7章 結論
「ヨーロッパ―統合への道 下」 フローラ・ルイス著;友田錫訳 河出書房新社 2002.3.30
原書名 原書名:EUROPE―ROAD TO UNITY〈Flora Lewis〉
内 容 生きたヨーロッパ史の決定版!激変する東欧とバルカン―複雑さはどこから来たのか?世界を揺るがした「ベルリンの壁」崩壊・ドイツ統一・ソ連邦解体とその後の最新情勢を理解するために不可欠なヨーロッパ論、必読の名著。
要 旨 第1部 西ヨーロッパ(オーストリア―小さくても十分;ドイツ―不死鳥と灰);第2部 東ヨーロッパ(ソ連人とロシア人;ポーランド―不運な地理;チェコとスロヴァキア―静かな革命がつくり出した二つの国家;ハンガリー―情熱をこめた後退;ルーマニア―消えた光;ブルガリア―モスクワの最も忠実な同盟国;ユーゴスラヴィア―断たれた絆);第3部 機構としてのヨーロッパ―欧州連合(EU)
「近代美術の都モスクワ―トレチャコフ美術館とプーシキン美術館」 岡部昌幸著 東洋書店 2002.3.25
内 容 「近代美術の都」としてのモスクワの側面をとりあげ、重要な二つの美術館のコレクションについて述べる。
要 旨 1 近代美術の都モスクワ(モスクワのマチス;幻のモスクワ西洋近代美術館;ロシア史における美術コレクションの変遷;モロゾフとシチューキン);2 リアリズムの系譜―トレチャコフ美術館(収集家の時代;二つのロシア美術専門美術館;モスクワ対サンクト・ペテルブルク;収集家の誕生);3 トレチャコフ美術館の作品(聖なる肖像画の伝統;ロマンティックな風景と象徴主義、抽象絵画)
「死刑執行人―モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤ 3」 アレクサンドラ・マリーニナ著;吉岡ゆき訳 作品社 2002.3.25
原書名 原書名:He мешайте палачу〈Александра Б.Маринина〉
内 容 一九九六年二月、元KGBのブラートニコフ将軍配下の工作員サウリャクが刑期を終え、出所してきた。ブラートニコフの後継者であるミナーエフ連邦保安局(旧KGB)将軍はサウリャクの私的警護を内務省の友人に依頼、その警護の役目をおおせつかったのが、モスクワ市警の心理分析官アナスタシヤ・カメンスカヤ。ブラートニコフ将軍には裏の顔があり、サウリャクはその秘密の鍵を握る重要人物。ブラートニコフが暗殺された後、身の安全を図るために、刑務所に入っていたのだ。サウリャク出所のニュースは、いち早く対立陣営にも伝わり、彼の身柄を奪還しようとするが、アナスタシヤの巧みな機略により無事モスクワへ。首都では折しも大統領選の最中。候補者のマリコフはブラートニコフの暗殺に関与しており、サウリャクの動向は政治の中枢をも揺るがすことになる。権力者たちの野望が渦巻く中、アナスタシヤは事件の背後に潜む驚くべき事実に迫ってゆく。ロシア・ミステリー界の女王が描く、好評シリーズ第3弾。
「一九六五年ロシア・ウクライナの夏」 加来宣幸著 福岡 西日本新聞社 2002.3.1
内 容 混迷の社会でこそ輝きが。社会主義体制化の社会で、人としての誇りを矜持しつつ、高らかに「歌声」をあげてきた人々がいた。1965年の夏に見た輝き。
要 旨 第1章 嗚呼シベリア鉄道;第2章 バイカル湖のほとり;第3章 モスクワ探索;第4章 ペテルスブルク夜話;第5章 ウクライナの古都;第6章 黒海に遊んで
「ロシア詩集 銀の木」 中山直子著 土曜美術社出版販売 2002.2.16
要 旨 銀の木;森の歌;雲海ロシアの大地へ;パステルナークの家の窓枠にて記す;ペレヂェルキノの秋;緑の汽車;図書館;野花;黄金の秋に大楓の木の歌った歌;主に在る兄弟―モスクワ教会受付にて〔ほか〕
「サハロフ回想録 上 水爆開発の秘密」 アンドレイ・サハロフ著;金光不二夫訳;木村晃三訳 中央公論新社 2002.1.25
原書名 原書名:MEMOIRS〈Andrei Sakharov〉
内 容 少年時代から若き学究としてその名を馳せ、秘密研究所で水爆開発に成功、三度の社会主義労働英雄に輝き、科学アカデミー会員に選出される。核実験の放射能の影響を憂慮しながらも、宇宙論や素粒子論にも挑んだ栄光の前半生を綴る。
要 旨 家族と少年時代;私の教育;戦時中のモスクワ大学;ウリヤノフスク工場;物理学研究所での大学院生活;タムグループと水爆開発への参加;秘密研究「施設」;四人の科学者;磁気閉じ込め型核融合炉の研究;最初の水爆実験を前にして;スターリンの死と最初の水爆実験;第三のアイデア;一九五五年の水爆実験;核実験の生物学的影響;フルシチョフ;重複実験反対と部分的核実験停止条約;六四年の科学アカデミーの選挙;宇宙論と素粒子論に挑戦
「亜欧州大戦記 VOL.10 ソ連の一番長い日」 青木基行著 学習研究社 2002.1.2
内 容 イタリア・モンゴルの失陥に続き、北欧三ヶ国からも宣戦布告され、世界中から孤立したソヴィエト連邦の命運は、今まさに尽きようとしていた。ソ連の中枢部を半包囲した同盟軍は、レニングラードに向けて最後の上陸作戦を開始した。首都モスクワ攻略を見据え、スモレンスク近郊に降下を始める空挺部隊。南部ではスターリングラードを目標として、圧倒的兵力を携えた同盟軍の大部隊が侵攻する。ユーラシア大陸を戦乱の渦に放り込み、数多くの生命を生贄とした大戦は、古き体制とともに終焉の時を迎える。
「モスクワ便り」 福士典子著 文芸社 2001.12.15
内 容 モスクワ駐在6年間に著者自らが見て、聞いて、感じた、ホントにホントのモスクワとは?!知っていそうで知らない国ロシアの魅力まるかじりの一冊。
要 旨 モスクワ便り;東京からモスクワへ…あとがきにかえて
「帝政ロシアの農奴劇場―貴族文化の光と影」 矢沢英一著 新読書社 2001.12.15
要 旨 第1章 ロシアの農奴劇場;第2章 モスクワとペテルブルグの農奴劇場;第3章 大領主の農奴劇場;第4章 地方の農奴劇場;第5章 農奴出身の名優モチャーロフとシチェープキン;第6章 ロシア文学に登場する農奴俳優たち
「エロイーズ、モスクワへいく」 ケイ・トンプソン文;ヒラリー・ナイト絵;井上荒野訳 メディアファクトリー 2001.11.15
原書名 原書名:ELOISE IN MOSCOW〈Kay Thompson〉
内 容 ケイ・トンプソン(と、ムリヤリ連れてこられたヒラリー・ナイト)が、冷戦まっただ中のモスクワを竜巻のように駆け抜けていったとき、ロシアの人たちには、何が起こったのかわかりませんでした。それが名作誕生のプロローグだなんて、だれも考えなかったのです。1959年に初版が刊行されてから、30年以上も出版されなかった「エロイーズ」シリーズの4作目。
「朝鮮戦争の謎と真実―金日成、スターリン、毛沢東の機密電報による」 アナトーリー・ワシリエヴィチ・トルクノフ著;下斗米伸夫;金成浩訳 草思社 2001.11.8
原書名 原書名:ЗАГАДОЧНАЯ ВОЙНА:КОРЕЙСКИЙ КОНФЛИКТ 1950‐1953 ГОДОВ〈А.В.Торкунов〉
内 容 朝鮮戦争は金日成とスターリンと毛沢東の共同謀議で開始された!ソ連の極秘文書によって初めて朝鮮戦争の真実を洗い出す。
要 旨 スターリン、南からの侵攻を恐れる;金日成、南「解放」の許可を手にする スターリン、躊躇する;南進が祝福を得る;南朝鮮「解放」計画に関する中国の立場;戦争準備;戦争の初期段階;戦争初期段階における中国の役割;モスクワ、中国の参戦を要求;中国、朝鮮戦争に派兵成功による眩惑;有頂天は弱まり、そして消える;交渉の時が来た;休戦交渉 モスクワ・北京・平壌の策略;スターリン、戦争継続を主張;モスクワ、朝鮮政策を変更 同盟国は満足を隠さず
「貧しいほど心豊かな人々との出会い―ソ連邦崩壊後十年、最貧化した国々で見たものは…」 永井寛著 菜根出版 2001.10.5
内 容 心の豊かさは経済的豊かさと比例しない!崩壊後の混乱に喘ぐ旧ソ連邦の国々、ロシア、アルメニア、ベラルーシ、グルジア、カザフスタン、キルギスタン…。数字的には極端に貧しいはずのそれらの国々に暮らす人たちは、意外にも日本人が忘れかけている本当の心の豊かさを持ち合わせていた。金満文明に病んだ日本人のための心癒される旅行記、最新情報満載の現地レポート。
要 旨 春のノヴォジェーヴィッチ修道院;心温まるグルジアの旅;文化大国アルメニアを行く;白夜のサンクト・ペテルスブルグ;ムーミンの国フィンランド;救世主キリスト大聖堂;多民族が暮らす国カザフスタンの旅;山また山のキルギスタンを行く;晩秋のモスクワ;マイクロエレクトロニクス研究所;原子力プラント運転研究所とチェルノブイリ事故解析;風刺小話(アネクドート);酷寒の地のインフルエンザ対策;冬を送る祭;トルストイの生地ヤースナヤ・パリャーナ;ベラルーシとチェルノブイリ事故
「ロシア通になるための常識15章」 月出皎司編 増補改訂版 調布 アーバンプロ出版センター 2001.10.1
要 旨 What's Russia?;政治制度;首都モスクワ;クレムリン;市民生活;ロシア芸術―文学、音楽、舞台芸術;人の交流―互いを知り、影響を受けあう;政治改革の流れと現況―内政と外交;経済改革―市場経済移行のコスト;資源と産業;国防と軍事力;日本とロシアの経済関係;対岸のロシア;平和条約と領土問題
「モスクワ特派員物語 エルミタージュの緞帳」 小林和男著 日本放送出版協会 2001.8.15
内 容 ゴルバチョフの登場から超大国ソ連の消滅まで、世界の構造を大きく変えた歴史の変遷を、最も至近距離から取材した元モスクワ特派員の珠玉のジャーナリスティック・エッセイ。混乱の中に底知れぬ安定があり、表面の粗野な行動の裏に優雅さが隠されている懐の深い国の真髄に迫る。日本エッセイスト・クラブ賞受賞作のライブラリー化。
要 旨 裏切られた期待(プロローグ 裏切られた期待;フルシチョフの寂しい葬儀 ほか);それはパンスト論議から始まった(社会が変わり始めた;それはパンスト論議から始まった ほか);言論を開き、言論に倒れる(ウォッカに破れたクーデター;首席補佐官が警告したクーデターほか);ソルジェニーツィンへの冷笑(ベールを脱ぐ戦利品;日本外交官の"表敬" ほか);エルミタージュの緞帳(建築と宗教;愛国心とチャイコフスキー・コンクール ほか)
「かくして建築家の相棒―シベリア、スペイン、シルクロード こたえは風のなか」 内藤鏡子著 日本図書刊行会;近代文芸社〔発売〕 2001.7.30
内 容 「あそこに帰ろう」と私達はよく言う。あそことは、一切よけいな物を持たず走り抜けた砂漠のことである。あそこにはほんとうに何もなかった。そして私達にも、何もなかった。三百六十度、完全無欠の地平線と空しかなかった。
要 旨 シベリアからスペイン(古いトランク;シベリア;モスクワの空とオレンジ ほか);モロッコ(ジブラルタル海峡を越えて;死者たちの広場;砂漠の闇 ほか);シルクロード(イスタンブールの夕焼け小焼け;トルコの月;出発 ほか)
「ロシア―ウクライナ、ベラルーシ、コーカサスの国々 2002〜2003年版」 「地球の歩き方」編集室編 改訂第8版 ダイヤモンド・ビッグ社;ダイヤモンド社〔発売〕 2001.7.27
内 容 ユーラシア大陸に広がる開かれたロシアと周辺の国々を自由に旅するための徹底ガイド。
要 旨 ロシア、ウクライナ、ベラルーシへの招待;ロシア;モスクワとその周辺;サンクト・ペテルブルグとその周辺;ヨーロッパロシア;シベリア;ウクライナ・ベラルーシ・モルドヴァ;コーカサスの国々;旅の準備と技術
「ソ連・東欧の保健・医療―在モスクワ英国大使館勤務を経験した統計学者による客観的比較研究」 マイケル・ケーザー著;日野秀逸訳 本の泉社 2001.7.15
原書名 原書名:HEALTH CARE IN THE SOVIET UNION AND EASTERN EUPOPE〈Michael Kanser〉
内 容 本書は、統計学を専門とソ連邦のイギリス大使館勤務経験を持つマイケル・ケーザーが、統計情報と、報道情報とインタビュー情報を駆使してソ連邦・東欧の保健・医療を分析した労作である。
要 旨 第1章 保健制度の革命;第2章 ソビエト社会主義共和国連邦;第3章 ブルガリア人民共和国;第4章 チェコスロバキア社会主義共和国;第5章 ドイツ民主共和国;第6章 ハンガリー人民共和国;第7章 ポーランド人民共和国;第8章 ルーマニア社会主義共和国;第9章 コメコン域内の国際経済的結合
「宮本百合子全集 第10巻 評論・感想・小品(2)」 宮本百合子著 新日本出版社 2001.5.25
要 旨 シナーニ書店のベンチ;モスクワ印象記;ロシアの旅より;ロンドン一九二九年;子供・子供・子供のモスクワ;ソヴェト・ロシアの現状勢と芸術;露西亜の実生活;ニッポン三週間;プロレタリア美術展を観る;正月とソヴェト勤労婦人〔ほか〕
「ロシア文化ノート」 水野忠夫著 南雲堂フェニックス 2001.4.10
内 容 本書は、著者が一九八七年以降に新聞や雑誌をはじめとするジャーナリズムから依頼を受けて執筆した論文、エッセイ、コラム、書評などを集めたものである。
要 旨 タルコフスキイの死;ロシア文学のペレストロイカ―ブルガーコフの場合;ペレストロイカは「音楽史」を変えられるか;時代を投影したショスタコーヴィチ;モスクワ室内音楽劇場をめぐって;ロシア音楽を聴く愉しみ;ボリス・エイフマンの才能;ロシア演劇の魅力・劇場の客席から;ロシア・アヴァンギャルドの時代精神;ロシア・アヴァンギャルドの現在〔ほか〕
「ロシア」 和田春樹著 山川出版社 〔2001.4〕
内 容 波乱のなかを力強く生きたロシア。ルーシの都キエフ、幻想の都ペテルブルク、三つの顔をもつ都モスクワ―その歴史をたどる。
要 旨 序章 ロシア―風土と文化;第1章 キエフ・ルーシ;第2章 モスクワ・ロシア;第3章 ペテルブルク帝国;第4章 赤いモスクワ;第5章 第三のモスクワ
「続・ヨーロッパ世界と旅」 宮崎揚弘編 法政大学出版局 2001.3.30
内 容 製本職人の旅、修道院長の旅、外交官や国王の旅、作家の旅…。多彩な旅の軌跡がヨーロッパを語る。
要 旨 1 人間形成(ふたつのユートピア―フェヌロンの「テレマックの冒険」;ロンドンのマッツィーニ(一八三七/一八四〇) ほか);2 政治と制度(十二世紀の外交官・修道院長ヴィーバルトの生涯;ホーセイの「モスクワの記録」 ほか);3 作家と旅(スウィフトとアイルランド海;テオフィル・ゴーチエ、一八四〇年のスペイン旅行 ほか)
「思い出のロシア文学者 木村浩先生」 関塚昇著 映人社 2001.2.1
内 容 友人である著者が、ロシアの文化,ロシアの大地、ロシアの心をこよなく愛したロシア文学者木村浩の思い出を綴る。
要 旨 ユーラさんとチャンコ鍋;ロシアからの手紙;ロシア算盤とナポリ民謡;ユーラの会異聞;モスクワの思い出;ただ子どもの本だけをよもう;帽子をかぶろう;「かもめ」のパンフレット;サモワールの独り言;上野から千駄木まで;上野から根津まで;最後の講演会
「きみにもできる国際交流 22 ロシア」 田中泰子監修・著;カスチョールの会著 偕成社 2001.2
内 容 ロシアは、日本海のむこう岸にある世界一広い国。東西9000キロメートル。ヨーロッパに近い首都モスクワでお昼でも、日本よりの地域では、もう日が沈んでいる。この広大で寒い国には、100以上の民族、1億4,540万人が暮らしている。ロシアって、どんな国だろう?日本人はロシアのことをよく知らない。宗谷海峡を隔てて日本にいちばん近い国であることも忘れがちだ。でも、みんなの小学校1年生の教科書にのっている「おおきなかぶ」は、ロシアの話。ビーフストロガノフなど、日本でなじみの料理もある。イクラもロシア語。ロシアは、いま、めざましい勢いで変化している。このロシアについて、隣の日本に暮らすわたしたちは、もっともっとよく知っていたい。案内役は友くんとアミちゃん。アミは、友だちという意味のフランス語"amie"からとった名前。世界の子どもたちと友だちになろうという願いをこめた名前の二人といっしょに、いろいろなことばを話す国々との国際交流の旅に、さあ出発しよう。
要 旨 1 ようこそロシアへ(ロシアは日本のすぐとなり:ロシアは広い!ロシアは寒い!;ロシアは森の国、草原の国;首都モスクワ:赤の広場/モスクワの地下鉄/アルバート通り/モスクワ大学/無名戦士の墓 ほか);2 日本で見つけたロシア(ロシアいろいろ:イクラとセイウチ/バブーシュカ/ロシア民謡「一週間」/カチューシャ;たくさんの血を受けつぐケーシャくん/絵本の話「おおきなかぶ」;姉妹都市交流:ハバロフスク・ウラジオストークと新潟市/ヴォルゴグラードと広島市 ほか);3 もっと知りたいロシア(基礎知識:地形/国土/国旗と国歌/気候/人口と民族;ロシアの歴史:キエフからの出発/ロシア帝国の拡大/ソヴィエト連邦の成立/ソヴィエト連邦からロシア連邦へ;現代社会の諸問題:二重の崩壊/社会と経済 ほか)
「三人姉妹」 チェーホフ作;湯浅芳子訳 第38刷 岩波書店 2001.1.16
原書名 原書名:ТРИ СЕСТРЫ〈А.П.Чехов〉
内 容 1880年代、モスクワを遠く離れたある地方都市を舞台に、オーリガ、マーシャ、イリーナの三姉妹が、現状に満足している人々にとりかこまれておくる無気力でやるせない生活と夢を描いた戯曲。世紀末のインテリゲンチャの暗い生活の中にも明日への夢を見出す晩年の作者の思想がみごとに表わされた傑作。モスクワ芸術座のために執筆され1901年初演。
「モスクワのロシア語入門」 金田一真澄著 三省堂 2001.1.10
内 容 モスクワ、サンクトペテルブルグからウラジオストク、サハリン島まで。現代ロシア語入門の最新決定版。
要 旨 ロシアへの旅立ち;ロシアの玄関口;税関にて;ホテルのフロントで;本屋さんへ;オーリャとの出会い;赤の広場へ;家族について;リーザの手紙;オーリャへの電話〔ほか〕
「アダム・スミス、モスクワへ行く―市場経済移行をめぐる対話劇」 ウォルター・アダムス;ジェームス・W.ブロック著;川端望訳 創風社 2000.12.25
原書名 原書名:ADAM SMITH GOES to MOSCOW〈Walter Adams;James W.Brock〉
要 旨 第1日 アジェンダ;第2日 市場化;第3日 独占のジレンマ;第4日 私有化;第5日 安定化;第6日 政府と市場;第7日 内在的緊張
「モンゴルの歴史と文化」 ハイシッヒ著;田中克彦訳 岩波書店 2000.12.15
原書名 原書名:EIN VOLK SUCHT SEINE GESCHICHTE〈Walther Heissig〉
内 容 広大な草原の遊牧生活とチンギス・ハーン―周辺の大民族からの圧迫にさらされながらも固有の文化を育み維持しつづけてきたモンゴルの人々。著者が自ら探究し明るみに出した貴重な古文書を手がかりとして、モンゴル人の歴史意識の発展をたどり、豊かな文学の実りにふれて、草原の民の文化と歴史を広い視野から紹介する。
要 旨 第1章 EX TARTARO―地獄から来れる者ども;第2章 北京からモスクワまで―北京とモスクワの間;第3章 焼けこげた過去の遺物;第4章 デンマーク人らがモンゴルの歴史文書を発見する;第5章 最後の大ハーンの悲劇;第6章 モンゴル人のニーベルンゲンのうた;第7章 ラマ僧はシャマンを駆逐する;第8章 雑記帳に見る政治;第9章 英雄ら再び馬を馳せる;第10章 天幕の中の劇場;第11章 地の神々それを禁じ給う
「モダニズムの建築・庭園をめぐる断章」 新見隆著 京都 淡交社 2000.12.14
内 容 空間にあふれる色、匂い、光、ファンタジーそしてエロス。五感を兆発する悦楽の建築空間を求めて。
要 旨 1 格子の幻想(谷口吉生の美術館建築―モダニズム空間の核心;イサム・ノグチの庭―宇宙庭園の発想;タウトの神秘主義空間―色彩に彼岸を見たモダニストたち;禅寺のマッキントッシュ―格子の幻想;花の蜜について―チューリヒ、ドルナッハ;ドイツ表現主義の周辺―原始への共感);2 表面への愛(ウィリアム・モリスの装飾―自然の霊感;シュローダー邸異聞―動く境界線、あるいは機械数奇屋について;河井寛次郎邸の庭―抽象的な空間について;アスプルンドの墓地公園―白夜の庭にて;ヨーゼフ・ホフマン、あるいは表面への愛;ハンナ・ヘッヒ頌―ハサミの庭にて);3 モダニズムと自然(モスクワのアール・ヌーヴォー―スクリャービンの館にて;アールトの庭で―モダニズムと自然;植物の空間―ゴッホ、モンドリアン、ブロスフェルト;マレーヴィチとレーリヒ―神秘家の空間;ル・コルビュニジと剣持勇のはざまに―モダン・プリミティブの謎)
「新版 ロシア民族音楽物語」 ウラジーミル・ボリソヴィチ・ポポノフ著;広瀬信雄訳 新読書社 2000.12.5
原書名 原書名:РУССКАЯ НАРОДНАЯ ИНСТРУМЕНТАЛЬНАЯ МУЗЫКА〈Владимир Борисович,Попонов〉
内 容 "歌は世につれ、世は歌につれ"と申すように、音楽の歴史は社会や民族の歴史を反映している。本書にはロシア人の祖先が、どのように広大な大地に根づき、歌い、歴史を語り伝えてきたかの一端が簡明に述べられており、ロシアの文化に興味をもつものを強くひきつける。ブイリーナ、スコモローフの世界から物語がはじまる民話の世界であり、ひろく言えば、フォークロアの世界だからだ。ロシアの文学に、絵画に、もちろん音楽に興味をもつ者にとって、これほど面白いものはないであろう。初版が、多くの読者を得て売り切れになったのを機会に、あとがきを全面的に改め、新しい解説として書きおろし、初版中の誤植などを訂正し、ここに新版として発行することにした。
要 旨 ロシアの音楽の起源;キエフ・ルーシの音楽、大ノヴゴロドの音楽、モスクワ・ルーシの音楽;漂泊楽師たちの芸術の進歩;一八世紀の音楽。都市民謡の誕生;一九世紀のクラシック音楽と民族音楽;ロシア民族音楽につくしたアンドレーエフの生涯;十月革命以降の民族オーケストラ;現代の民族楽器と音楽
「ロシアから西欧へ―ミルスタイン回想録」 ナタン・ミルスタイン;ソロモン・ヴォルコフ著;青村茂;上田京訳 青秋社 2000.11.20
原書名 原書名:FROM RUSSIA TO THE WEST〈Nathan Nilstein;Solomon Volkov〉
内 容 1925年、激動のロシアから盟友ホロヴィッツと旅立った名ヴァイオリニスト。欧米で待ち受けていたものは…。錚々たる巨匠たちとの交流と20世紀音楽界の貴重なドキュメント。ロシア・ソヴィエト社会へのもうひとつの証言。
要 旨 第1章 オデッサ、少年時代;第2章 ペテルブルク;第3章 ロシア革命と演奏活動の始まり;第4章 "革命下の子供たち"―ホロヴィッツと過ごしたロシア時代;第5章 冒険の日々―ペテルブルクとモスクワ;第6章 西欧へ、ホロヴィッツとともに;第7章 ウジェーヌ・イザイとエリザベート女王;第8章 セルゲイ・ラフマニノフ―ナタン・ミルスタインアルバム;第9章 ストラヴィンスキーと演奏家たち;第10章 音楽と政治1―フルトヴェングラーとトスカニーニと;第11章 フリッツ・クライスラー;第12章 三銃士―ピアティゴルスキー、ホロヴィッツ、ミルスタイン;第13章 音楽と政治2―オイストラフとソ連の演奏家たち;第14章 わが友ジョージ・バランシン
「ロシア革命史 3」 トロツキー著;藤井一行訳 岩波書店 2000.11.16
原書名 原書名:История русской революции〈Л.Троцкий〉
内 容 兵士・労働者による反政府武装デモ「七月事件」の発生。反革命勢力の攻勢。ケーレンスキーの陰謀。コルニーロフの反乱と、その蹉跌…。事態は大きな転機を迎え、十月革命に向けて確実に歩を進めてゆく。息づまるような緊迫した局面を、トロツキーは精細な筆致で描破する。全五冊の第三巻。
要 旨 第2巻 十月革命(「七月事件」―準備と始まり;「七月事件」―最高潮と壊滅;ボリシェヴィキは七月に権力がとれたか?;大々的な誹謗中傷の月;反革命の台頭;ケーレンスキーとコルニーロフ―ロシア革命でのボナパルチズムの要素;モスクワ国政協議会;ケーレンスキーの陰謀;コルニーロフの反乱;ブルジョアジーと民主主義者との力くらべ)
「近藤芳美集 第9巻 歌い来しかた」 近藤芳美著 岩波書店 2000.11.7
内 容 「青春の碑」序篇ともなる幼年期・少年期の追憶をまとめた文章と、他に「未来」その他に発表した青春回想・モスクワ旅行記などの文章をあわせて一冊とした「少年の詩」、「早春歌」から「喚声」までの短歌を引用しながら心の内面史としての戦後史をつづった「歌い来しかた」を収録。
要 旨 少年の詩―青春の碑序篇(少年の詩―青春の碑序篇;冬の日記;箸・その他;モスクワのことなど;台風前後);歌い来しかた―わが短歌戦後史(風を切る窓;海の水銀のひかり;凍る水鳥の沼;黄の色の柵;立春の卵 ほか)
「西尾幹二の思想と行動 2 日本人の自画像」 西尾幹二著 扶桑社 2000.10.31
内 容 「国民の歴史」の原型を成したドイツでの講演録「近代日本とは何か」の全貌とパリ国際円卓会議の激論を初収録!国際社会が見えない日本人に警鐘を鳴らす著作集第二巻。
要 旨 1 ニーチェとの対話(抄);2 モスクワからコーカサスまで;3 近代日本とは何か―擡頭する日本誤解される日本;4 変貌する日本の現実と文学;5 外の世界が見えない日本人
「現代ロシア見聞記―春まだ遠い国に暮らして」 永井寛著 三一書房 2000.10.30
内 容 ロシアは変わったか、住みよくなったのか?ソ連崩壊後9年目に見たその実像は!?ロシアを知りたい人、旅したい人のための情報がぎっしり!驚きの最新報告、…たくましいロシアの庶民たち、広大な大地、科学力、生活、流行、家族などなど、ロシア最新案内魅惑の滞在記。
要 旨 第一印象の悪い国;賃貸アパートホテル暮らし;市場(リーナック)での買い物;デミトロフグラードの原子炉研究所;モスクワの地下鉄;夏のノボシビルスク;夏の思い出;モスクワの中央革命博物館;モスクワっ子の夏休み;恐ろしきロシアの運転マナー〔ほか〕
「あらかじめ裏切られた革命」 岩上安身著 講談社 2000.10.15
内 容 20世紀最大の実験、ソビエトは無残に崩壊した。都市に拝金主義が横行しマフィアが跋扈する時、地方では血みどろの民族紛争が激化する。色褪せた理想、剥出しの欲望。モスクワ、グルジア、チェチェンなど歴史的な大転換の現場にとびこみ、渾身の取材でロシアの闇に迫った講談社ノンフィクション賞受賞作。
要 旨 第1部 ロシア零年;第2部 蒼ざめた異族;第3部 権力のはらわた;第4部 自由という災厄;第5部 すべては許される
「マスクヴィッチ」 横館ななめ著 新風舎 2000.10.14
内 容 三つの形容詞で始まった僕のモスクワはスクール水着の似合う眠りの中で終わる。グリフィーJr.とスタルヒン。ホアンホアンとレーニン。日本猿と金髪美人スパイ。仲本工事。"知る"より"感じる"ロシア・エッセイ。
「モスクワ・ベルリン・東京―外交官の証言」 新井弘一著 時事通信社 2000.8.15
内 容 外務省東欧第一課長として田中・ブレジネフ会談を演出し、最後の東独大使としてベルリンの壁崩壊を目の当たりにした、ロシア・東欧問題の第一人者が語る歴史的証言。
要 旨 第1章 歴史の遺産;第2章 1973年の日ソ首脳会談―外交交渉の舞台裏;第3章 ベルリンの壁崩壊―最後の東独大使の証言;第4章新生ロシアの行方と日本の対ロ政策;第5章 戦略的日本外交の確立に向けて
「ロシアでいま、映画はどうなっているのか?」 パンドラ;現代書館〔発売〕 2000.6.25
内 容 セルゲイ・エイゼンシュテインにはじまり―アンドレイ・タルコフスキーを経て、アレクサンドル・ソクーロフ、アレクセイ・ゲルマンに至る。現代ロシア映画にはハリウッドをはるかに凌駕する荒々しい息吹きが充ちている。サンクト・ペテルブルグからモスクワへソ連邦解体以後のロシア映画の現在を求めて、私たちは旅に出る。
要 旨 インタビュー(アレクセイ・ゲルマン(映画監督)イワン雷帝の時代も現在もロシアはいつも素晴らしく、そして同時に恐ろしい国なのです;ユーリー・ツリロ(俳優)ゲルマンの精神は善意に溢れていて、人にいい波動を出させます ほか);資料(プレミア・ロシア版編集長が選ぶ90年代ロシア映画の50本;美味しいロシア映画 ほか);批評(スターリン死去の前後ソ連共産党の継承と闘争について;「自由の束縛」が消滅したその同じ場所からロシア映画の苦悩は始まった ほか);ルポルタージュ(サンクト・ペテルブルグからモスクワへ―映画二都物語)
「ヴェンゲーロフの奇跡―百年にひとりのヴァイオリニスト」 伊熊よし子著 共同通信社 2000.5.29
内 容 マキシム・ヴェンゲーロフの音楽は年々深く、熱く、感情豊かなものに変貌していった。心に響くその演奏の源はいったいどこにあるのだろうか?彼のこれまでの人生のなかに秘密を解く鍵があるのではないだろうか?―天才ヴァイオリニストの軌跡。
要 旨 第1部 ヴァイオリンと一緒に生まれてきた(母の胎内で聴いたオイストラフ;子守歌はチャイコフスキー;母国語のように自然に;大統領になりたい;モスクワでの日々 ほか);第2部 世界のひのき舞台へ(イスラエルの地で再出発;もう一度だけお願いします;ハイフェッツの弓;私のすべてを持っていけ;水のなかが好きなんだ ほか)
「いま、輝く男性ダンサー」 ダンスマガジン編 新書館 2000.5.25
内 容 熊川哲也、マラーホフ、ルグリ、ロマン、デュポン、バリシニコフ。6人のダンサーが語るバレエと人生。
要 旨 信ずる道を行く・Kバレエカンパニーの21世紀―熊川哲也;モスクワからはばたく・ニューヨークのダンスール・ノーブル―ウラジーミル#マラーホフ;バレエの21世紀をになう・男性ダンサーの生き方―マニュエル#ルグリ;魂の「アダージェット」・ベジャール/父/神話―ジル#ロマン;エモーションを踊る・ワールド・ダンスの世紀へ向けて―パトリック#デュポン;輝く孤独の軌跡・リガ/ペテルブルク/ニューヨーク―ミハイル#バリシニコフ
「TVのそばに一冊 ワールドアトラス」 帝国書院編集部編 七訂版 帝国書院 2000.5.25
要 旨 ユーラシア・北極;アジア;アジア・アフリカ;アフリカ;ヨーロッパ;ユーラシア北部;東ヨーロッパ 東ヨーロッパ・ロシア連邦西部・モスクワ;アメリカ;太平洋・インド洋;オセアニア オセアニア要部・ニュージランド〔ほか〕
「帝政末期のロシア」 アンリ・トロワイヤ著;福住誠訳 新読書社 2000.4.25
原書名 原書名:La Vie Quotidienne en Russie au Temps〈Henri Toroyat〉
内 容 アンリ・トロワイヤは最後の皇帝ニコライ二世治下の、一九〇三年のロシアを描写するにあたって、若いフランス人、ジャン・ルセルを旅立たせたが、それによって読者も一緒にロシアを旅行しているような気分になってしまう。そしてモスクワの商人の娘と結婚することで終わる好奇心の強いこの旅行者の存在が、この本に小説の効果と魅力を与えているとはいえ、さらに幼年時代に作者自身が聞いた話の思い出がそれに生命を与えており、そのために二〇世紀初頭のロシアの社会が読者に生き生きと伝わって来る。
要 旨 到着;食卓を囲んで;ロシアの散策;見世物と夜食;風呂屋、居酒屋、木賃宿;正教会;労働者;軍隊;社会階級と行政機関;司法;モスクワのさまざまな顔;皇帝とその側近;農民;ニジニー・ノヴゴロド;ヴォルガ川
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